最近のゲーム『イース9』

イース9』やってます。
というか台風のまっただなかにクリアしました。
ラスボス戦、なんだかんだで手が疲れました。夜の隠しボスは案外フラガ、フラムが決まりまくる持久戦だったので、まぁ。
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これはプロローグ時点での総合レコード。
プロローグに入って人物図鑑を確認して、図鑑が空いてないヤツが多くて焦ったんですがね!
いや、イリスとウーパールーパーに話しかけたら図鑑更新の表示が出たんで、プロローグに入ってからも図鑑付くんだ→(確認して)ふぁっ!?図鑑開いてないヤツまだまだ居るじゃん!?となったんですが。
今回は据え置き機でのプレーなのであまり時間を掛けたくなかったので、クリア重視でノーマルでプレー。
確かクリア時間40時間がメーカー想定だったみたいだし、コレクト要素も十分抑えてのクリアと思えば53時間というのは妥当な所かと。
唯一、スキルLV全部MAXが50%にも満たない体たらくなんだが‥‥
これは本当にミスったというか、どうしてもどのキャラにも使いづらいスキルがあるので使いやすいスキルばかりを使ってしまいがちだけど、コンプを狙うなら早い段階から戦士の紋章を装備して計画的にスキルを上げておくべきだった。後になってから慌ててスキルLV上げるのが本当に面倒。
挙句の果てには、ラスダンに入ってから覚えたスキルもあったし。
これはキャラごとの移動距離とかいう、どれだけプレーヤーキャラを切り替えて遊んだか、のトロフィーにも通じますね。
どうせみんな、カワイイとかの問題以上にスピードが速くて挙動が軽やかな白猫とか人形ばっか使いがちになるから。
そっちの方は計画的にキャラ交代しながら使ったんだけど、スキルはすっかり考慮してなかったなって‥‥。

今回の『9』は基本の戦闘アクションは変わらずとして、怪人の異能アクションが特徴的。そこに慣れていけるかどうか‥‥と思っていたけど、いざ遊んでみるとどのアクションも簡単に慣れるというか、クリムゾンラインと壁を登るのとグライダーは他のタイトルでもそれをやりたかったんだよ!と思えてくる。
後からまとめとかを見て同意したくなったが、今回このアクションができた事で絶対後のシリーズで異能アクションをしたくなりそう。
多分、降魔具みたいなので対応するんだろう‥‥けれど、今回は装備付け替えとかなく基本操作で遊べたからね。それは大きい。
そして、この異能アクションを活かすためオープンワールド的な多層構造の街、フィールド、ダンジョンもイイ感じに表現できていたんじゃないですか。
特にマップの探索とそれに付随するコレクション要素においては、マップの多層構造に如何に慣れるかが重要。
だからこそ、街の中の宝箱探しや落書き探し、花びら探しも楽しくなる。上方に見える宝箱にどうやってたどり着けるのか、みたいな事を考えるのが楽しい。
まぁ、ラスト1個くらい残ってしまうと決まってなかなか発見できず腹が立ってるんだけどw
もちろん、『ゼルダ』や『アサクリ』等のワールドクラスのタイトルに比べたらリアリティやクオリティで及ぶ物ではないけど、ファルコムにはゲームを楽しむためにその世界を表現するのに必要なクオリティを保ってくれれば良いし、『イース9』は十分そんなデキだったと言えます。
ただ、そんな広いフィールドを表現している結果か、バルドゥークの街の建物の中から街に出る時のロードや、ダンジョンやフィールドのヌルヌルした動きに比べてカク付きが見えてしまうのは惜しいポイント。これからもアップデートパッチが出るそうだけど、よりスムーズになるのを期待したいですね。

そんな縦横無人なアクションの一方で、ストーリー的には囚人パートというアクションを封じられたシーンも消化しながら進むわけだが、まー、謎の続くストーリーであるんだけど、とにかく、せめて、2段ジャンプが恋しくなったw
しかも即死な罠も満載だし、なんだよ怪人編の爽快感をかみしめさせるために毎回不自由な囚人編を挟ませるのかよ!と思いましたねw
しかし、何気にこの世界のクローン技術凄くね?って思っちゃうんですがね。サラッと流された気がするけどw
人のコピーが割と高精度で大量生産されていたって、それでさらに別のストーリーが始まっちゃいそうな気がするんだが、割とみんな「それマジ!?」程度で済んだなぁw
後、パパの医療技術ハンパない。みんなサラっと流しているけど。

さて、『イース』シリーズ全体の事で言えば、今回のストーリーはちょっと興味深いアプローチだったように思う。
一つはロムン皇帝が出た事。
ここしばらくのシリーズは、「ロムン帝国というのがある」という舞台背景としての存在ではなく、組織としてロムン帝国がアドルに関わってくる事が多くなった。
そしてここに来て、限り無く本人に近いロムン皇帝が出てきたのは、第4皇女であるグリゼルダ以上に意味は大きい気がする。
それともう一つ、これまでの『イース』シリーズで積み重ねられてきたアドルの知識・経験が世界に影響を及ぼしうる可能性秘めた物、という物語の方向が示された事。
同一主人公で長編シリーズと評される『イース』シリーズだが、「冒険大好きの冒険家アドルがこんな冒険をしました。終わり」というだけで終わらない、長編シリーズだからこその重みを、メタ的な話ではなく、ゲーム内のストーリーにも仕掛けとして盛り込んできた事が、シリーズとして新しいなと思います。
この二つのファクターが、なんかシリーズの最終章へのスタートを切ったかなって思わせる気がするんですよね。
いや、アドルは設定上、後40年分は冒険を繰り返す事になるんだけどなw!

何にせよ、クリアしたばかりで早速次回作が楽しみになってきます。『10』というよりは『5』のリメイクという順番になるのかな。とにかく楽しみに待ちましょう。
早く新作情報をだせ(豹変)



それにしても、デカい街、そこを中心にしたフィールド、となると、案外『零/碧の軌跡』くらいのマップなら、全部3D表現で行けちゃいそうだなぁと思いました。『イース9』みたいに全マップをシームレスにする必要も無いのでロードとかも問題ないだろうし。
Vita以降の3D化で課題になっていた人形劇も『閃4』『イース9』と来てかなり改善しているし。鷹と団長の人形劇はだいぶ良かった。