『英雄伝説VI〜空の軌跡〜』/日本ファルコム(Win)

いかんせんもう2年前のゲームなので、さらっとした感想にしときます。
プレー期間は賞味2週間程。最後のセーブの経過時間は56時間(笑)。一応、全ブレイザークエストやって、レベルも全キャラ満遍なく上げた方なので少し時間はかけてるかも。
感覚的には『グランディア』を思い出すフィールドだけど、マップ全般にわたる作りこみが凄いですな。ツァイスの空港の立体感とかスゲェと思った。反面、クォータービュー視点の弊害か、見辛い面もあるかも。
正直言えば、買った当時はデモムービーに釣られてころっと買ってしまっただけなので、オーブメントの仕組みとか面倒くさそうに感じたのが、手を付けるのに二の足を踏ませてしまったけど、実際ゲームを始めて見るとシステムはかなり解り易い。出だしのチュートリアルなとこではちょっと「めんどくせー」と思ったけど(苦笑)、慣れるのは早かった。
システム面でちょっと気になるなーと思ったのは、若干戦闘がスピーディーさに欠けた気がする事。まぁ、これはカガーブトリロジー世代からの『英雄伝説』シリーズの伝統なんだろうが(ちなみに、自分は「ドラゴンスレイヤー」がついてた英雄伝説しかやってない)。
空の軌跡』は極めてストーリー重視の超お使いRPGなんですが、その縛られたシステムを120%輝かせる世界観の作りこみが凄いんですね。舞台となる世界の歴史・社会といった設定をとても細かく作り、それをしっかりプレーヤーに伝えている。また遊撃手という設定によって各種サブイベントにもちゃんんと意味を持たせている。そして世界に存在するキャラも事細かくキャラ作りをさせている。だから、ゲームとしては確かに1本道のストーリーしかないゲームだけど、ふと世界を隅々まで歩き回らせる楽しさも持ってるんですね。
OP、ED、オマケのムービーもクオリティは高いけど、どっちかと言えば地味な印象のゲームだけど、その分全般にわたるレベルの高い作りこみ。職人技って感じのするゲームでした。
ただ、あのENDには衝撃を受けたよ(苦笑
以下、各キャラ雑感

エステル
主人公なのでストーリー上の存在感は抜群。個人的に好きなシーンは2章のラストで銃弾を棒で弾き返す所。メチャワロタ。勝利の決めポーズをああいう風に使う芸の細かさが凄い。戦闘ユニットとしては、最強武器はヨシュアにまわしたとは言え、ちょっと攻撃力不足を感じたなー。とは言え魔法使いキャラじゃなくて戦士キャラのはずなんだけど。
ヨシュア
主人公その2。「知っているのか雷電!」を地でいっていたので、おいおいと思ったのだが、そういう落ちがあろうとは。戦闘では最強。スピード上げまくって常に最初に行動。闘魂ベルトで常にCPも回復させて漆黒の牙。これ最強。
シェラザード
一緒に旅をしてた頃と再会するまでの間が長すぎて、なんか印象が薄れた(エー。使ってみたら攻撃力高かったけど。ラスボス戦はメンバーに入れといた方が良かったかなと思ったり。
オリビエ
割と好きだよキレ者大好きだし。地の性格はアレだけど。ヨシュアのハーモニカを聞きながら「『星の在り処』だろ?」っていうシーンのとこ結構好きよ。貴重な魔法使いユニットとしては一番使い勝手イイと思うんだが、ラスボス戦は防具の都合で外した。
アガット
ツンデレシスコン。ラスボス戦メンバー。案外攻撃力がショボクテ残念無念。装備させたクォーツの都合で、なんか攻撃魔法が強力だったのはオレの育成失敗。
クローゼ
くっ、エステルとヨシュアを巡るライバルっぷりを発揮してくれたら‥‥(血涙)。学園編はニヤニヤしながらやってましたよ。パラメータ見たら魔法使いユニットなんだねぇ。
ティータ
ラスボス戦メンバー。ラスボス戦はシスコンブラコンメンバーにしたので。ヒットポイントは心もとないんだけど、案外攻撃力高いのね。雑魚殲滅戦にはもってこい。Sクラフトも何気に使いどこあったし。
ジン
壁キャラなのはいいんだけど、リーチ短いのに移動が弱いのがねぇ。強化すればよかったんだけど。あんまり真価を発揮させられなかった気がするな。
アイナさん
デキル女キャラ大好き。
メイベル市長
デキル女キャラ大好き。しかもエロイ。なんかエロイ。SCに出番が無かったら泣く。
キリカ
デキル女キャラ大好き。

まぁ、ENDにはポカーンとさせられたけど、EDのムービーの思い出の写真の数々が素晴らしくてなぁ、ちと感動したよ。